SEAnews 1998-11-26 ArtNo.17437

【ムンバイ】インドの自動車部品業界は、もし自動車産業が不況に直面するなら、深刻な打撃を受けるものと懸念している。
インド工作機械製造業者協会(IMTMA)が最近主催したセミナーの席上、自動車部品製造業者協会(ACMA)のDinesh Munot会頭が語ったところによると、自動車部品業界は国際水準を備えた最先端の自動車部品を競争力有る価格で大量供給するよう益々大きな圧力を受けているが、自動車産業は世界的に30～40％の設備能力の過剰に直面している。
インド国内においては、自動車産業がマイナス成長に陥っているにも関わらず、部品業界は将来の需要に応じるために一層の設備増設を強いられている。
マッキンゼイ・レポートによれば、2010年には国内の2輪車生産は現在の350万台から1400万台に、乗用車生産は45万台から350万台に拡大するものと予想されている。しかしながら現在の低調な市場環境からすれば、こうした見通しは実現しない可能性があると言う。(THBL:11/25)