SEAnews 1998-11-25 ArtNo.17410

【シンガポール】地元のSembCorp Engineering(45%)が、ベルギーの公益事業会社Tractebel(20%)やJTC International(20％)及びEDB Investments(15％)と合弁で設けたSembawang Utilities and Terminals (SUT)は、来年はジュロン・アイランドにおけるプロジェクトから初の利益を計上できる見通しだ。
ＳＵＴのタン・チェングアン重役(GM)が先週末語ったところによると、埋め立造成されるジュロン島の一部に包含される予定のサクラ島に設けられたＳＵＴ1は、操業開始以来2年目の来年末には利益の計上が見込まれている。タン氏は具体的利益の額は明らかにしなかったが、来年の年商は8000万～9000万Ｓドルと見通した。
スンブコープ・エンジニアリングのタン・キンフェイ社長によると、ＳＵＴは向こう2～3年内にスンブコープ・エンジニアリングの税引き利益に15～20％貢献するものと予想されている。
ＳＵＴは、ＳＵＴ1事業にこれまでに3億500万Ｓドルを投資、目下ジュロン島において、スチーム／冷却水／脱塩水／防火用水の供給、化学品タンク、汚水処理等の公益サービスを独占提供している。同社は近く3000万～4000万Ｓドルのフェーズ1ｃプロジェクトに着手する。
ＳＵＴの親会社らは23日、シティバンク、住友銀行、東京三菱銀行インターナショナル、ＤＢＳバンクと、2億4400万Ｓドルの借款契約を結んだ。同ローンはＳＴＵ1の開発コストの80％を賄うことになる。(ST,BT,LZ:11/24)