SEAnews 1995-05-26 ArtNo.1741

【パリ】フランスの自動車製造会社シトロエンはプルサハアン・オートモビル・ナシオナルBhd(ﾌﾟﾛﾄﾝ)及びウサハサマ・プロトンＤＲＢ(USPD)との合意に基づきマレーシアに対する100％の技術移転を公約した。
シトロエンのBernard Terquem国際部長が同社本社で23日語ったところによれば、技術移転はシトロエンがマレーシア自動車産業のパートナーとなる不可欠の条件で、マレーシア側の準備が整い次第スタートする。しかし、一部の部品は、必要な研究開発(R&D)業務を維持するのに十分な国内市場が存在しないため、マレーシアでは生産できない可能性がある。またCharles Hervel営業部長によれば、プカン新工場の建設はマレーシア側の意向に基づくものだが、同社としては年間5万台の製造を希望している。マレーシアで製造される車両のベイスとなるシトロエンＡＸはプロトン車とは異なるクラスに属するため、計画の成功率は高い。マレーシアにおける出荷は今年末にスタートすると言う。(MBT,STAR:5/25)