1998-11-24 ArtNo.17404
◆<印度>Maruti、需要軟化で20-25%減産
【ムンバイ】スズキと政府の対等出資合弁に成るインド最大の自動車会社Maruti Udyog Ltd (MUL)は、国内乗用車需要が落ち込む中で終に20~25%の生産削減に踏み切った。
しかしMULスポークスマンは生産削減は在庫水準を維持するための措置で、同社は需要動向に応じて変化する柔軟な生産態勢を敷いていると述べている。
MULの1997/98年の月間平均生産台数は2万9528台だったが、1998/99年初7ヶ月の月間平均は2万9224台、10月に限っては2万6740台に下降している。
また今年9月と10月の各モデルの販売台数を比較して見ると、オムニは7083台から4747台に、エスティームは2008台から1110台に、Maruti800は1万5106台から1万1008台に、ゼンは6851台から5907台に、それぞれ下降した。
しかしながら98年4-10月の間にMULは18万5906台を販売、インド乗用車市場におけるシェアは83.6%のレベルを保った。特に高級車のエスティームは32.7%から40.9%に、ゼンも65.8%から69.85に、それぞれシェアを拡大している。(ET:11/23)
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