1998-11-24 ArtNo.17400
◆<馬>Schlumberger、GSM-SIMカード市場開拓
【クアラルンプル】スマートカード・ベースのソルーション・プロバイダー、Schlumberger Test and Transactions Asia(STTA)は、アジア太平洋地域のGSM(グローバル・システム・フォー・モービル・コミュニケーション)市場における主要プレーヤーになることを目指している。
STTAは、以上の目標を達成するため、移動電話サービス会社をターゲットにしたサイバーフレックス・モービル・ソルーションの販促を図っている。同ソルーションには、モービル・ターミナル/オラクル・データベースを基礎としたユニックス・ホスト・システム/電話会社と顧客を結ぶ通信網に対応したSIM(サブスクライバー・アイデンティティー・モジュール)カード“Cyberflex Simera”が含まれる。
移動電話会社はサイバーフレックス・モービル・ソルーションにより、顧客のニーズに応じた特別仕立ての付加価値サービスを提供、他社とは異なる持ち味を出すことができる。これにより20%以上にのぼる顧客の解約率を低減させ、電話利用率を高め、新市場を開拓することもできる。
こうした付加価値サービスには、Eコマース、Eメール、データベースへのアクセス、これらのサービスのパッケージが含まれる。この種の新アプリケーションはPOS(ポイント・オブ・セール)ターミナルとインターネット、もしくは無線を通じてダウンロードすることができる
少なからぬマレーシアの移動電話会社がこの種の付加価値サービスに関心を表明しており、6ヶ月以内に少なくとも3社と契約を結べる見通しだ。
STTAはマレーシアのSIMカード市場の90%、アジア太平洋地域市場の55%のシェアを握っていると言う。(コンピュタイムズ:11/23)
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