1998-11-23 ArtNo.17382
◆<星>住宅開発局もS$20億起債
【シンガポール】住宅開発局(HDB)は1999年4月初-2000年3月末の間に20億Sドルを起債する。
HDBのタン・グオンチン重役(CEO)が20日催されたHDB年次報告書発表会の席上語ったところのよると、運転資金の約30%が調達された資金で賄われる。HDBの1997/98年度の赤字は前年度の11億Sドルから5億9800万Sドルに半減したが、これはフラット販売に伴う損失の縮小や転売税の引き上げによる。HDBは民間建築士に設計/建設を委託した住宅を通常のものより、10~15%増しの価格で販売している。
またHDBは新築HDB住宅の購入待ちの列をカットする狙いから、昨年5月にHDBフラットを売却した際の転売税を2ルームの場合5%から15%に、3ルームの場合10%~20%に、4ルームの場合15%から22.5%に、5ルームの場合20%から25%に、それぞれ引き上げた。このためこの方面の収入が1億4500万Sドルから2億8600万Sドルに増加した。
一連のHDB新築住宅購入待ち短縮措置が奏功してか、97/98年のHDB新築住宅の購入申請件数は前年の6万7346件から2万4836件に急減、これに反して中古HDB住宅の購入申請が4万3681件に倍増、終に中古住宅購入希望者が新築住宅購入希望者を上回った。この結果HDB新築住宅購入待ちの列は14万6000人から10万人に縮小、待ち時間も4年から2年半に短縮された。(ST,BT,LZ:11/21)
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