1998-11-21 ArtNo.17373
◆<印度>アジアティック・ケム、亜鉛再生能力拡張計画
【カルカッタ】インド市場の45%のシェアを握る国内最大の塩化亜鉛製造会社エーシアティック・ケミカル・インダストリーズは、アンドラプラデシュ州ハイデラバードに設けた新工場の製造能力をさらに拡張する可能性を研究している。
エーシアティックのパスカル・デサイ取締役によると、第1期プロジェクトは既に試運転を開始しており、来年1月までに月産500トンの製造施設がフル稼働する。乾電池製造業界の塩化亜鉛需要は年率25%の成長を遂げており、新工場はハイデラバードとチェンナイのエバーレディ工場、マイソールのGeep工場、Nelloreのインド・ナショナル工場にその製品を納入している。
輸入品には35%の関税が課されていることから、輸入塩化亜鉛は国産品よりも15%割高となっている。
傘下のMetrec IndiaはUS Zincと長期契約を結び、カルカッタに工場を設け、後者を通じて輸入したスクラップから亜鉛を再生している。 同ビジネスの年商は20クローと見込まれる。(ET:11/20)
|