1998-11-21 ArtNo.17369
◆<馬>Insas子会社、ヘルプ学院とスマートカード技術で協力
【クアラルンプル】Insas Bhd傘下のマイクロモジュール・テクノロジーズSdn Bhdは、ヘルプ・インスティテュートと共同でスマート・カード・コンピテンシー・センターを開設する。
マイクロモジュールのTan Seng Chuan重役(MD)が19日催された関係契約調印式の席上語ったところによると、地元スマートカード業界の指導的プレーヤーとして同社は、ハード/ソフト双方に関わる様々な側面から支援を提供できる。特に最終学年の実地訓練期間中の情報技術(IT)科学生のために、リアルライフ・ケース・スタディーを実施する。
コンピテンシー・センターの開設により、地元に根ざしたスマートカード技術が育成され、マレーシア独自のアプリケーションの開発も可能になる。同センターはマルチメディア・スーパー・コリドーのスマートカード・フラッグシップ・アプリケーションの開発や導入にも貢献できる。
昨年は全世界で12億枚のスマートカードが製造/販売された。この内76%は電話、8%は金融、4%は保安、残りはその他の用途に用いられた。目下マレーシアには5000万枚のカードが流通しているが、MSCプロジェクトの進捗に伴い2000年までに新たに400万枚、合計1億5000万Mドルのスマートカードが流通する見通しだ。
マイクロモジュールは年間5000万枚のスマートカードを製造する能力を有し、世界のトップ・クラスにランクされている。シンガポールの姉妹会社マイクロモジュールPte Ltdも製造施設を有するが、同社は最近シリコン・バリー企業と合併している。(STAR:11/20)
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