SEAnews 1998-11-20 ArtNo.17355

【クアラルンプル】米国を拠点とする記憶装置関連総合ソルーション・プロバイダーのストーリッジ・テクノロジー・コープ(STC)からマレーシアにおける初の再販業者に指名されたＮＴソフトウェアSdn Bhd(NTS)は、マレーシアのマルチ・プラットフォーム・ソルーション市場の主要プレーヤーになる計画だ。
ＳＴＣのアンディＫ.スリニヴァサン重役(ｱｼﾞｱ担当MD)が18日催された再販業者契約調印式の席上明らかにしたところによると、マルチ・プラットフォーム・ソルーション市場の規模は6000万米ドルと見込まれ、マレーシア政府の情報技術(IT)支援政策やＹ2Ｋ問題(従来のｺﾝﾋﾟｭｰﾀｰが2000年以降の年号を識別できない問題)に触発され、急速な成長が見込まれる。
同社の製品はメインフレーム・データ、クライアント・サーバー・プログラム、オーディオ、ビデオ、静止画像等の様々なアプリケーションに対応している。
ＮＴＳ指名は、アジアの特定市場における再販業者増員を通じたチャンネル拡張計画の一環で、最終的にマレーシアでは5～6社のリセーラーが指名される。目下シンガポールに数社、インドに1社のリセーラーが存在し、ＮＴＳはマルチ・プラットフォーム・ディスク、テープ・ライブラリー、ストーリッジ・エリア・ネットワーク(SAN)ソルーション等の販売を手がける。
ＮＴＳは、新年度には前年比10％増の2200万Ｍドルの売上を見込んでいる。同社は金融、石油／ガス、商業領域をターゲットにＥコマース、顧客サービス、システム及びネットワーク管理、システム記憶関連のソルーションを提供している。(STAR:11/19)