1998-11-20 ArtNo.17351
◆<星>ジュロン・タウン公社、S$3億中期債券発行
【シンガポール】シンガポールの大部分の工業用不動産の供給を一手に引き受ける法定機関、ジュロン・タウン公社(JTC)は18日、総額3億Sドル、償還期間7年(2005年12月1日)の固定金利中期債券(MTN)の発行計画を発表した。
この内2億9000万Sドルは機関投資家らを対象に、入札にかけられる。入札結果は月曜に発表され、その時点でクーポン・レートが確定する。残りの合計1000万Sドルは、額面1万Sドルの債券として、先着順に一般投資家に配分される。
JTCが今回発行する債券は、シンガポールの法定機関が発行する初のMTNで、シンガポール国民が中央積立基金(CPF)を利用して購入できる初の債券でもある。そしてシンガポール証取(SES)に上場される初の法定機関債券になる。JTCは向こう4年間に40億Sドルの起債を計画しており、政府はこれによりシンガポール債券市場の発展を促進する方針だ。
DBSバンク、OCBCバンク、オーバーシーズ・ユニオン・バンク、ユナイテッド・オーバーシーズ・バンクがディーラーを務め、一般投資家は独占販売代理を務めるシティーバンクの3支店で来週火曜午前9時から来週金曜午前10時30分の間に購入できる。(ST,BT,LZ:11/19)
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