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1998-11-19 ArtNo.17345
◆<印度>GM、100%子会社設け新モデルの製造検討
【ワドダラ】ジェネラル・モーターズ(GM)は、新たに100%出資の子会社を設け、新モデルを製造する可能性を検討している。
グジャラート州ハロル拠点のジェネラル・モーターズ・インディアLtd(GMI)における対等出資パートナーのC.K.Birlaグループが、Corsa製造のための追加投資を拒絶したことが、新子会社を設けることを検討し始めた理由とされる。
GMIは、ハロル工場に生産ラインを増設し、コルサの製造に乗り出すはずだった。溶接/塗装施設を、オペル・アストラ製造部門と共同使用すれば、追加投資は20クローで済む。しかしビルラ・グループは赤字経営のハロル工場に最早一銭の資金も注入することを欲していないようだ。
GMIのリチャードC.スワンド重役(MD)は、これ以前に、オペル・アストラのターボ・ディーゼル・バージョンを9月に発売後、ビルラ・グループに再度働きかけを行う意向を表明していた。その当時は、オペル・アストラのターボ・ディーゼル・バージョンが発売されれば、月産僅か平均275台のハロル工場の稼働率が急上昇するものと期待していたものと見られる。しかし10月の販売台数は230台にとどまり、年初5ヶ月の平均も月間330台にとどまった。9時間ごとに40台を生産可能なハロル工場の製造能力からすれば、週休2日、従って1ヶ月に8日間のホリデーを設けた上に、14日間は休業することになる。この結果、GMIは、1996/97年度の53クローに続き、1997/98年度も44クローの損失を計上した。
一方、グジャラート州政府はGMIに合計90クローの販売税免除を認めたが、この内半分の45クローはハロル工場の機械/設備に再投資されねばならない。(THBL:11/18)
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