1998-11-19 ArtNo.17338
◆<馬>ペトロナス/エッソ、沖合ガス鉱区開発にM$160億投資
【クアラルンプル】国営石油会社ペトロナスはエッソ・プロダクション・マレーシア・インク(EPMI)と向こう10~12年間に160億Mドルを投じて半島マレーシア東海岸沖合の22のガス鉱区を探査開発する。
ペトロナスのハッサン・マリチャン社長兼CEOが17日催されたペトロナス・カリガリとEPMIの生産分与協定(PSC)及び半島ガス供給(PGU)計画への長期ガス供給に関わる契約の調印式の席上語ったところによると、22鉱区の推定ガス埋蔵量は12兆6000億標準立方フィートで、ペトロナス・カリガリとEPMIは対等出資で事業を進める。新たに162本のガス井を掘削すると同時に、既存の88本のガス井における作業も継続、沖合ガスパイプラインやプラットフォームを敷設する。両パートナーは2027年までにPGUに日量13億標準立方フィートのガスを供給する。
EPMIのフィリップ・ディングル会長兼CEOによると、Angsi石油/ガス鉱区はトレンガヌ州におけるものとしては初の大規模な石油/非随伴ガスの開発となる。総コスト10億Mドル以上のアンシ鉱区の開発は既に開始されており、新たに30インチのパイプラインも敷設される。アンシ鉱区へのプラットフォームの敷設は2001年に予定されており、関係デザイン・エンジニアリング作業は進捗、資材調達/建造作業も近くスタートする。マレーシア政府が導入した通貨統制策はプロジェクトには影響を及ぼしていないと言う。(NST,STAR,BT:11/18)
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