1998-11-16 ArtNo.17298
◆<印度>コンテナ・コープ政府持分売却計画、応募超過記録
【ムンバイ】公共企業(PSU)の政府持ち分売却計画の戦陣を務めるContainer Corporation of India(Concor)の900万株私募計画は、応募超過を記録、政府は今日(11/16)最終的な価格と割当量を決定する予定だ。
最低留保価格の250ルピーは10月15日の市価378ルピーに比べ34%安だが、政府が77%のシェアを握るConcorの株式の流通量は限られており、外国投資家らは市価を基準にすることはできないと主張していた。実際の割当価格は250~275ルピーの底辺に近い値になる見通しだ。内外の機関投資家20社以上が応募したもようだが、エコノミック・タイムズは応募の大きな部分がステート・バンク・オブ・インディアとデベロプメント・バンク・オブインディアによるものだったと予測する一方、こうした予測を否定する消息筋の言も伝えている。
PSUの政府持ち分売却計画は、今年初めに予定されていたが、アジア経済危機に伴う信用格付けの低下や核実験に伴う経済制裁等から延期されていた。同計画の第1陣としては、Concorの他、Indian Oil Corporation(IOC)、Videsh Sanchar Nigam Ltd(VSNL)、Gas Authority of India Ltd(GAIL)の3社の名が上がっている。(ET,THBL:11/14)
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