1995-05-25 ArtNo.1729
◆<泰>高金利は長期的に経済基盤強化:中央銀行総裁
【バンコク】ウィチット中央銀行総裁は22日、12-13%の国内金利は若干高めだが、長期的な経済基盤強化策や現在の市場動向にマッチしたもので有ると語った。
それによると中央銀行は基幹部門における投資を促進し、経常収支の赤字を縮小することを優先している。ウィチット総裁は「為替相場は安定化しており、第1四半期に乱気流に見回れた財政及び通貨事情は正常化している」と楽観的だが、中央銀行の幹部の1人は「インフレは中央銀行の予測を上回る見通しで、インフレ抑制のために一層金利を引き上げ、景気を冷却化させる恐れがある」と警鐘した。またサイアム・コマーシャル・バンクやタイ・ファーマーズ・バンクは現在の金利水準は高すぎると指摘している。(BD:5/23)
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