1998-11-14 ArtNo.17274
◆<星>CPFカットの恩恵を従業員に還元:クリエイティブ
【シンガポール】地場サウンド・カード・メーカーのクリエイティブ・テクノロジーは12日、仮に1999年6月期の通年の業績目標が達成できるなら、中央積立基金(CPF)雇用主負担分カットの恩恵は従業員に還元すると発表した。
シンガポール競争力委員会(SCC)のメンバーも務めるクリエイティブのシム・ウォンフー会長がこの日催されたビデオ・コンファランスの席で語ったところによると、同社は具体的ターゲットを掲げ、その達成をスタッフに求める代わりに、もし目標が実現されたなら、CPFカットによる恩恵は奨励給の形式で全額従業員に返還する。
知識集約産業の競争力はコストのみでは測れず、ナリッジ・ベースの従業員の生産性はやる気にかかっている。このためやる気を起こさせるような刺激を与えることがより一層重要と言う。
シム氏は、具体的な業績目標やCPF雇用主負担カットの総額も明らかにしなかった。しかし同社筋によると従業員数は1500~2000人で、年間賃金コストは約5000万Sドルと言う。(ST,BT,LZ:11/13)
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