1998-11-14 ArtNo.17273
◆<星>中小企業、先行きに楽観:楽観度指数レポート
【シンガポール】リセッションの最中に関わらず、シンガポールの中小企業の3分の2はスタッフの現状維持もしくは増員を計画しており、先行きに対する楽観姿勢が窺える。
調査会社Dun and Bradstreetが今年9月にシンガポールの中小企業340社を対象にアンケート調査したところ、従業員数に関しては、雇用主の58%が現状維持、19%が増員、22%が削減を予定していた。
同期の実際の従業員数を1997年第4四半期に比較しても僅か3%の純減少が見られたに過ぎない。
同調査では卸売り/製造業/金融/小売/建設業界の中小企業の最高経営担当者(CEO)もしくは最高財務担当者(CFO)の意見が収集されている。昨年第4四半期と比較した営業額に関しては、26%のものがアップ、15%のものが不変、57%のものが下降と答えた。
在庫に関しては18%が増加、39%が不変、41%が下降と回答、受注は26%がアップ、22%が不変、51%が下降と答えている。これは予想外に楽観的数値で、シンガポール政府の政策の奏功が反映されている。
同社がマレーシアで実施した調査でもほぼ同様な傾向が見られたと言う。(ST,LZ:11/13)
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