1998-11-12 ArtNo.17247
◆<馬>TNB/SESCO、バクン・ダムの請負申請
【クアラルンプル】電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)は、サラワク・エレクトリシティー・サプライ・コープ(SESCO)と共同で政府にバクン・ダムの建設を規模を縮小して引き受けることを申請した。
TNBのアハマド・タジュディン会長によると、政府はこれ以前にバクン・ダム建設現場の河川を迂回させるためのトンネル工事を同社にオファーしたが、実際の契約調印には至っていない。これはバクン・プロジェクトのオーナーシップ問題が依然として未解決のためである。トンネンル工事の本来の請負業者、韓国企業Dong Ahは財務難に陥り、工事は中断している。
政府は1997年11月20日にバクン・ダム・プロジェクトを接収、プロモーターのEkran Bhdには2億7000万Mドルの賠償支払いを約束している。
タジュディン会長によると、元々バクン・ダムの発電能力は2400MW(メガワット)だが、仮に同社が引き受けるとすれば、当初500MW程度を考えており、その後需要動向を見ながら、段階的に1000MWまで拡大する計画と言う。(MBT,STAR,NST:11/11)
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