1998-11-11 ArtNo.17235
◆<印度>モービル/ペトロナス/丸紅、IOC東海岸製油所に秋波
【ムンバイ】モービル、マレーシアの国営石油会社ペトロナス、そして丸紅が、インディアン・オイル・コーポレーション(IOC)がクウェート・ペトローリアム・コーポレーション(KPC)と共同で東海岸に建設を計画する年産900万トンの製油所プロジェクトへの参入の機会を狙っている。
IOCとKPCは過去数ヶ月協議を続けているが、依然としてKPCはオファーされた26%のシェアを引き受けていない。
同製油所はIOCが計画する3つの合弁製油所の1つで、他の2つは西海岸におけるヒンドスタン・ペトローリアム・コーポレーション/オマーン・オイル・カンパニーとの合弁計画、そしてセントラル・インディアにおけるBharatペトローリアム・コーポレーション/オマーン・オイル・カンパニーとの合弁事業。
KPCはプロジェクトへの参加の条件にマーケッティング権の取得を掲げており、IOCは同要求を受け入れる姿勢のようだが、製油所の低マージンからKPCが最終的に出資を見合わせる可能性も予想されている。しかしモービル、ペトロナス、丸紅はKPCが手を引けば、これに替わる姿勢を見せており、IOCはパートナーには不足しない見通しだ。同社はまた単独でもプロジェクトを進める意向とされる。
モービルとペトロナスは、IOCがマドラス・リファイナリーとプロモートするタミールナド州Nagapattinamの年産900万トンの製油所事業にも出資する意向を表明していると言われる。(IE:11/10)
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