SEAnews 1998-11-11 ArtNo.17227

【シンガポール】オーストラリア証取上場のシンガポール企業ＧＥＳ傘下のDigilandシンガポールはヒューレット・パッカード社のウェブショップ、ヒューレット・パッカード・アジア・パシフィック・インターネット・コマース・センターの開設を支援する。
ＨＰ社は同サイトを通じてコンピューター関連製品の販売を行うことができ、顧客は再販業者を選択できる。ＧＥＳのゴー・リクトゥアン会長によると、益々多くの多国籍企業が相手先商標製造業者に電子取引方式の採用を求めている。しかし多くのビジネスマンは依然としてコンピューターとの取引よりも、対人取引を希望しているため、新たな電話センターも設け、電話による応対も可能なように工夫が加えられている。
ＧＥＳの業務は、ＯＤＭ、ＯＥＭ、流通の3部門に別れ、ＨＰ社はＯＤＭ／ＯＥＭビジネスの主要顧客でもある。またディストリビューターとしてはＨＰ社の他、ＩＢＭ等の製品も手がけている。
ＧＥＳの6月期年商は22％増の6億4460万Ｓドル、純益は23.2％増の1030万Ｓドル。同社の64人の研究開発(R&D)スタッフは目下液晶ディスプレー(LCD)、デジタル無線通信の2領域の研究に取り組んでおり、来年は15インチのＬＣＤ、ＬＡＮ環境／モデム環境下のデジタル移動送信機も売り出す計画と言う。(LZ:11/10)