1998-11-10 ArtNo.17224
◆<印度>S-BITスキームでIT関連外国直接投資5千クローも
【ニューデリー】ソフト・ボンデッドIT(S-BIT)ユニット・スキームが導入されるのに伴い2003年までに情報技術(IT)製造事業領域には5000クローの外国直接投資が流入するものと予想されている。
情報技術関連製造業者協会(MAIT)のVinnie Mehta理事によると、既に1992年以来1200クローのIT関連製造プロジェクトが誘致されており、S-BITが導入されれば、工場/機械/設備だけで4215クローの投資が見込まれる。
これまでにエイサー、ヒューレット・パッカード、IBM、サムソン等の世界的プレーヤーが同スキームに強い関心を見せ、同スキームが導入されれば、インドに製造拠点を移す意向を表明している。このため東南アジアに1億米ドル以上の投資を行っているような多国籍企業はインドに製造拠点を設けるものと予想され、IT関連製造事業は新たに250万人分の就業機会を創出する見通しだ。
ちなみにS-BITにはその製造施設を国内販売と輸出のために自由に使用することが認められ、この種のユニットは外見は他の製造施設と変わりないが、保税の恩典を認められる反面、銀行保証は求められない。(IE:11/7)
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