1998-11-10 ArtNo.17222
◆<印度>RIL、パイプラインに光ファイバー・ケーブル併設計画
【ニューデリー】グジャラート州ジャムナガルからマドヤプラデシュ州/マハラシュトラ州/ラジャスタン州/ウッタラプラデシュ州を経てアンドラプラデシュ州ハイデラバードに至る全長3000キロの石油パイプ・ラインの敷設を計画するリライアンス・ペトローリアムLtd(RPL)は、パイプ・ラインに平行して光ファイバー・ケーブルを敷設、テレコミュニケーション事業への進出を図る。
アナリストらはパイプラインに平行して光りファイバー・ケーブルを敷設するのは、諸外国でも一般的なことで、戦略的メリットが有ると見ている。それによると先ず第一に1回の工事で2種類のネットワークを構築することによるコスト削減が期待できる他、将来長距離電話網の民営化入札等が行われた際にも、有利な地歩を確保できる。
電信局(DOT)が通信事業を独占している現状では、直ちに大きなメリットはないものの、遠からず通信市場は開放される見通しのため、その際の布石になると言う。(ET:11/9)
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