1995-05-25 ArtNo.1722
◆<馬>ライオン、山九/東京貿易と合弁で鉄鋼構造物製造
【クアラルンプル】ライオン・グループ傘下のPMBビルディング・シシテムSdn Bhdは東京貿易及び山九と80:10:10の出資率で新会社ライオン・サンキュー・テッコーSdn Bhdを設立、スパンのクアラルンプル国際空港(KLIA)事業に新鉄鋼構造物設計技術を導入する。
ライオン・グループのラム・コックキー重役(鉄鋼部門担当ED)が23日に催された関係合弁契約調印式後に語ったところによれば、同社はポート・クランの4haの所有地に500万Mドルを投じて工場を建設、今年末から当初月間1000トンの鉄鋼構造物を生産する。月産能力は向こう5年間に5000~1万トンに拡大され、初年度に3000万~4000万Mドル、2年目にはその倍の売上を見込んでいる。当該技術は日本では過去30年間にわたり使用されており、シンガポールや台湾でも採用されている。同工法は従来のものより20~30%割安で、労働力も節約できる。新工場ではこの他H鋼、ロールH鋼、I鋼も製造される。材料は新日鉄グループから供給を受け、製品の50%は当初はグループの姉妹企業に納入されるが、外部の市場も開拓されると言う。(STAR:5/24)
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