1998-11-10 ArtNo.17211
◆<星>首相、金融危機最中の一日一善運動の意義強調
【シンガポール】ゴー・チョクトン首相は8日、“シンガポール・カインドネス・ムーブメント(SKM:日行一善)”のスタート式典を主宰、シンガポールにおけるSKMが経済危機の最中にスタートするのは、一層意義深いと挨拶した。
それによると金融危機により経済のパイが小さくなる中で、多くのものが生存のために悪戦苦闘を強いられているが、多民族社会のハーモニーを維持するためにもこうした時こそ親切心や思いやりが、必要とされる。
SKMは政府のキャンペーンではなく、ピープルズ・ムーブメントだが、海外でも民間の手によりこの種の運動が進められている。日本では1963年からスタートした運動に今日では230万人が参加しており、米国では1991年の湾岸戦争の最中に同様の運動が開始されたと言う。(ST,BT,LZ:11/9)
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