1998-11-09 ArtNo.17200
◆<馬>重機メーカーに対する税制優遇措置の条件緩和:通産相
【クアラルンプル】大型設備や機械の製造会社は今や政府が定めた3つの条件の内2条件を満たしさえすれば、税制優遇措置を享受できる。
ラフィダ・アジズ通産相が6日催されたマレーシア大型設備機械製造業者協会(HEMMAN)の創立式典の席上明らかにしたところによれば、これらの3条件とは1)地元部品使用率、2)付加価値レベル、3)業界のために設定された管理/技術/監督水準で、条件の緩和は同業界の成長加速を目指したものである。
優遇措置は、機械/機械部品/一定の設備を備えた工場の再生/分解修理/改良や、こうした再生/改良/分解修理の検査/認証機関にも適応される。これまでに再生、分解修理、改良等の事業に関わる9社に優遇措置が適応されている。
マレーシア工業開発局(MIDA)の調査によれば、国内には機械や機械部品の製造に携わる企業が314社存在し、今年初9ヶ月には同部門における53件、総額3億750万Mドルの投資プロジェクトが認可された。同投資額の内67.8%は地元資本、32.2%は外資で占められた。
今年初8ヶ月の機械輸出は66億6000万Mドルと、昨年同期の67億Mドルを下回り、機械輸入も昨年同期の301億9000万Mドルから172億9000万Mドルに急減した。
これに対してHEMMANのMac Ngan Boon暫定会長は、機械工業部門への投資を拡大するには、さらに多くの奨励措置やファイナンスの便宜が必要と指摘した。(STAR:11/7)
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