1998-11-06 ArtNo.17168
◆<星>今年第3四半期の工場スペース需要、引き続き下降
【シンガポール】ジュロン・タウン公社(JTC)のフラット工場賃貸スペースは今年第3四半期(7-9月)には、昨年同期以来最大の4万5701平米が解約されたが、今年第3四半期に新規賃貸されたスペースは前四半期比55%減の僅か1万6610平米にとどまった。この結果第3四半期のフラット工場賃貸スペースは2万9091平米の純減少を見、入居率は前期を1%ポイント下回る81%にとどまった。
標準工場の第3四半期の新規賃貸スペースは前期の5905平米から1万4327平米に回復したものの、やはり同期に解約された1万5490平米には及ばなかった。しかし入居率は前四半期同様90%のレベルを維持した。
一方、第3四半期の工業用地の新規賃貸は28.3haと、昨年同期比42%減少したものの、解約された13.5haを依然として14.8ha上回った。この他、JTCの再開発のための買い戻しスキームの下、9.5haが買い戻された。
他方、JTCは工場スペース中オフィス用途に利用することを認めた25%の上限を撤廃した。また主工業活動用スペースの下限は51%に下方修正され、これまで付属スペースに分類されていた倉庫スペースは主要スペースに含めることが認められた。(ST,BT,LZ:11/5)
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