1998-11-05 ArtNo.17156
◆<馬>ダナハルタ、証券会社関連の不良貸付も買い取り
【クアラルンプル】プングルサン・ダナハルタ・ナシオナルBhd(PDN)は、証券業界の抱える問題を解決する努力の一環として、証券仲買業に対する銀行の不良貸付(NPL)も買い取る。
証券委員会(SC)が3日発表したところによれば、第1段階のNPLの買収は向こう4~6週間で完了する。これにより銀行界は証券業界に対する融資を再開できる見通しだ。
これに伴い証券業の基礎を補強する様々な新規則が導入される。これらには借入/自己資本比率、一顧客/一銘柄当たりの上限規制、信託口座の開設等が含まれ、今年末までにはリスク加重自己資本比率が導入される。
SCはクアラルンプル証取(KLSE)とともに顧客の資産を保護するフレームワークの立案を進めている。これらのスキームを実行に移すため専門委員会が既に組織されており、SC、ダナハルタ、KLSEの代表が参加すると言う。(STAR,NST,MBT:11/4)
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