SEAnews 1998-11-04 ArtNo.17138

【シンガポール】エレクトロニク・コマースで世界をリードする米国拠点のスターリングはシンガポールをＥコマース事業のアジア太平洋拠点にする計画だ。
スターリングのシャープ社長によると、目下国家コンピューター局(NCB)と協力して地元中小企業のためのＥコマース・インフラの構築に取り組んでいる。これまでにＢｏｏｋＮｅｔ及びＳｈｏｐＮｅｔを開設したが、いずれも好評を博している。
調査報告によれば僅か20％の企業がＥコマース領域に進出を果たしているのみで、中小企業はまだ門外に立たされている。同社はこのため、シンガポールでは地元中小企業のためのＥコマース・ソルーションの開発研究に照準を合わせる。
アジア太平洋地域セールス＆サポート・サービス、ソフトウェア・デベロプメント・センター、コンサルタント・サービス・センター、ネットワーク・コミュニティー・マネージメント・センターをシンガポールに既に開設した同社は、昨年はネットワーク・インテグレーション・システムを買収、域内顧客に対する支援体制も強化した。
スターリングは世界最大の企業間Ｅコマース・サービス・サプライヤーの1社に数えられ、昨年の純益は3億5000万米ドルをマーク、米国における最良の小企業と評価されていると言う。(LZ:11/3)