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1995-05-24 ArtNo.1713
◆<馬>KLオフィス賃貸料値下がり
【シンガポール】クアラルンプルのオフィス価格及び賃貸料は今後予想される過剰供給で、下降線を辿る見通しだ。
不動産コンサルタント、コリアーズ・ジョーダン・リー&ジャファル(コリアーズJLJ)が先週発表した報告書によれば、向こう2年間に100万平米のオフィス・スペースが新規供給される。今年の供給量は26万平米にとどまるが、来年は76万4000平米の供給が見込まれ、内33万4000平米はペトロナス・ツイン・タワーの完成に伴うもの。これに対して需要の純増は昨年の14万8000平米から今年は15万7000平米に微増が見込まれるに過ぎない。また97年には約46万4000平米の政府オフィスがクアラルンプル南方50キロのプラン・ブサールに移転する。一方、SBB証券によれば、KL市内優良オフィスの平方フィート当たり賃貸料は1年前に過去最高の6Mドルから5Mドルに下降した後、現在は4.5Mドルのレベルに有る。同レートは年内に4Mドルに下降、築後年数の古いものでは3.5Mドルにまで落ち込む見通しだ。またコリアーズJLJによると、この種の値下げ圧力はゴールデントライアングル地区で最も強いが、バンサル、ダマンサラ・ハイツ、プタリン・ジャヤ等の周辺地区では供給が限られている上、中心街から移転するオフィスの増加で、多少値上がりするものと見られる。KL市内のオフィス資産価値は今後12カ月間に多少下降し、投資収益率も8.5%前後になる見通しだ。(ST:5/23)
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