1998-11-03 ArtNo.17126
◆<馬>キンスチール、M$1.4億ビレット工場計画
【クアンタン】クアラルンプル証取(KLSE)一部上場を予定するKinsteel Bhdは1億4000万Mドルを投じてスチール・ビレット工場を設ける計画だ。
先月ISO9002認定証を獲得したパハン州クアンタン近郊Gebengを拠点とするキンスチールのシャリフ・シャムスディン会長が先週土曜、パハン州のカリル・ヤアコブ首席大臣の工場視察を受けた際、マスコミに語ったところによると、キンスチールは建設、運輸機器、支援産業向け各種棒鋼を製造、昨年の営業額は1億800万Mドルに達した。
目下原料のスチール・ビレットの50%はロシアや中国から輸入、残りの50%は地元のプルワジャ・スチールから購入している。ビレット工場を設けることにより、同社はメタル・スクラップからビレットを製造、コスト削減と輸入依存の軽減を図れる。
払込資本2500万Mドルのキンスチールにはペン・インフア会長所有のKin Kee Holdings Sdn Bhdとパハン・ファンデーション傘下のSumber Perlndu Sdn Bhdが70%と30%出資しており、1991年の発足以来年率10%の成長を遂げてきた。当初は1工場で年間8000トンの鋼材を製造していたが、今では6工場で合計10万8000トンの製品を製造している。同社は目下製品の30%をブルネイやシンガポールに輸出しているが、今後輸出比率の拡大も予定している。
キン・スチールは証券委員会の認可を待って、来年にもKLSE上場を果たす計画だ。(NST,STAR:11/2)
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