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1998-11-02 ArtNo.17105
◆＜星＞３Ｃｏｍ、ＵＳ＄７０００万アジア太平洋本部オープン
【シンガポール】ネットワーク製品の主要メーカー、3Ｃｏｍコープは、7000万米ドルを投じてチャンギに設けたアジア太平洋地域本部／ロジスティクス・センター／顧客支援サンター／ネットワーク・オペレーション・センター／流通センターを兼ねる製造施設を先週金曜(10/30)正式オープンした。
床面積33万平方フィートの工場には、目下生産ライン2本が設けられ、350人の従業員が、月間100万枚のネットワーク・カードを生産している。生産ラインはいつでも6本に拡大できるが、向こう3年間には2倍の12本に拡大され、同社のネットワーク製品の全てが製造されることになる。従業員は来年第1四半期までに450人、3年内には2000人増員され、3Comにとって世界最大の製造拠点になる。
3Comのスー・コクレン副社長兼ＭＤによると、現在の従業者の60％は、他社で解雇された者で、同社はこれらの者に再訓練を施し、高度に自動化された製造システムに適応させている。同社は個々の従業者が独立して生産ラインを管理し、スーパーバイザーを必要としないコア・ソフト・スキルを各社員に身につけさせていると言う。
リー・ヨクスアン通産相によると、国内通信機材製造部門の昨年の年商は前年比17％増の30億Ｓドルをマーク、4500人の労働者の1人当たり付加価値生産は25万5000Ｓドルと、電子産業の平均10万3000Ｓドルの2倍以上に達した。
技術の集約度や付加価値が高く、幅広い産業連関構造も有する通信機器産業は、時代のニーズに支えられ急成長を遂げており、政府はシンガポールを世界の主要な通信機器製造センターにする計画という。(ST,BT,LZ:10/31)
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