1998-10-31 ArtNo.17095
◆<馬>DRB-Hicom会長、ペトロナスとの交渉確認
【クアラルンプル】DRB-Hicom社トップは29日、傘下の国産車メーカー、プロトンの権益を巡り、国営石油会社ペトロナスと売買交渉を進めている事実を認めた。
ラワンに設けられた子会社新施設の開所式に出席後、マスコミのインタビューに応じたDRB-Hicomグループのサレー・スロン会長は、ペトロナスからプロトンの権益買収に関する話が持ちかけられた事実を確認するとともに、「我々にとって検討に値する提案と思う」と語った。
ペトロナスはプロトンと同時に第2国産車メーカー、プロドゥアの権益買収も狙っているとされるが、プロドゥアの主要株主(38%)UMWホールディングズBhdのスポークスマンはペトロナスとの間でまだそのような話し合いは行われていないと語った。プロドゥアのアブドル・ワハブ重役(MD)も同氏自身はペトロナスからその種の接触を受けていないとする一方、「株式の売買は株主の専権事項である」と補足した。
ペトロナス幹部は、これ以前に話し合いは初歩的なものとは言え、当局の支持も得ているため、全ての取引は1ヶ月以内に決着するだろうと語っている。(STAR:10/30)
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