1998-10-30 ArtNo.17079
◆<星>JTC蘇州子会社、13社とテナント契約
【蘇州】ジュロン・タウン公社(JTC)に率いられるシンガポール企業コンソーシアムが蘇州タウンシップに設けたシンスー・インダストリアル・デベロプメント(XID)は28日、米国ジェネラル・モーターズ傘下のDelco Electronics、ドイツのシーメンス子会社Rexton、日本のクボタ、そしてシンガポールのXpress Multimediaを含む13社と新たなテント契約を結んだ。
これら13社は合計1億米ドルを投資、2000人分の就業機会を創出することになる。これによりXIDのテナントは合計45社になり、テナントらによる投資約定額は4億3000万米ドルに達する。
XIDのドミニク・ン会長によると、同社は7000haの蘇州タウンシップ内に10年契約で150haを借り受けた。これまでに8000万米ドルを投じて30haの工業地を造成、入居率は82%に達している。目下第4期プロジェクトを準備中で、別に25社とテナント交渉を進めている。
アジアを襲った経済危機に加えて、ライバルとの厳しい競争から、採算ラインに乗せるには、なお2、3年を要する見通しだ。ライバルはXIDより15~20%低めの賃貸料を徴収している。このためXIDは税制優遇措置等を目玉にテナントの誘致を図っていると言う。(ST,BT,LZ:10/29)
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