1998-10-30 ArtNo.17078
◆<星>クリエイティブ、四半期純益58%ダウン
【シンガポール】ナスダック及びシンガポール証取(SES)上場の地場サウンド・カード・メーカー、クリエイティブ・テクノロジーは28日、9月期の四半期純益が2150万Sドルと、昨年同期比58%下降、売上も3.1%減の2億7900万Sドルにとどまったことを明らかにした。
しかしクリエイティブは同時に今四半期は売上が昨年同期比10%アップ、粗マージンも31%に達すると強気な見通しを示した。
9月期の粗利益率は前期の25.6%から28.6%に改善した。これはサウンドブラスター・ライブやサウンドブラスター・ライブ・バリュー等の新製品の投入に伴うもの。 シム・ウォンフー会長は世界各地の景気が不振にも関わらず、同社は比較的良好な業績を維持できたと満足の意を表明している。9月期四半期の地域別売上は米国が全体の53%、欧州が25%、アジアが22%を占めた。
クリエイティブ株はこの日2Sドル、あるいは11%アップ、過去3ヶ月来最高の20.80Sドルをマークした。一部のアナリストはクリスマス・シーズンや新製品の投入で、クリエイティブの業績が今四半期は改善すると予想、域内経済の一層の落ち込みを懸念する他のアナリストも、新製品が有る程度こうした落ち込みのクッションを務めると予想している。(ST,BT,LZ:10/29)
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