1998-10-29 ArtNo.17063
◆<星>都市再開発局、1998年3月期営業利益33%ダウン
【シンガポール】都市再開発局(URA)の1998年3月期営業利益は6540万Sドルと、前年の9780万Sドルから33%下降した。
減益の主因は政府が今年初以来宅地の販売を凍結、これに伴いエージェンシー及びコンサルタンシー・フィーが29%減の6720万Sドルにとどまったためだが、同項目は依然として全収入の34%を占め、収入項目中最大。ちなみに前年のシェアは43%だった。デベロプメント・コントロールからの収入が1760万Sドルと前年比12%アップ、全ての収入項目中唯一増加した。
最大の支出項目は人件費の5720万Sドルで、URAのスタッフが1142人に3.4%減少したにも関わらず、前年比5%増加した。
一方、減価償却費と減債基金割賦償却費が18%の伸びを見、980万Sドルを記録した。主にURA本部ビルの建設で開発支出も前年の1970万Sドルから6950万Sドルに急増した。
一方、上場企業株の取引に伴う純益が1172万Sドルに達した。上場企業持分の時価は6599万Sドル。また短期投資の減価に対して330万Sの引き当てが行われた。(ST,BT:10/28)
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