1998-10-28 ArtNo.17057
◆<印度>RPLのパイプライン計画でペトロネットの存立基盤に疑問
【ムンバイ】リライアンス・ペトローリアムLtd(RPL)のメガ・パイプライン計画は石油製品の円滑な輸送を確保する必要に根ざしたものと言えるが、同計画の認可に先だって政府は極めて重要ないくつかの疑問に早急に回答を出す必要がありそうだ。
先ず第1にペトロネット・インディアの役割とは何なのか、第2にもし民間企業にこの種のパイプラインの建設を認めるとするなら、何故政府は国営石油会社にペトロネットの使用を義務づけるのか、第3にRPLの計画を認めるならペトロネットが向こう3年間に進める予定のBina-Jhansi-Kanpur間及びKoyali-Ratlam間のパイプライン・プロジェクトは依然として実行するのか。
業界観測筋は民間企業が石油製品の輸送のためにパイプラインを建設するのは極めて合理的な選択であり、それ自体に問題はないが、それなら何故最初に政府はペトロネットなどと言うものを創設したのかと言う疑問に立ち帰ることになる。しかし、当時の状況では、パイプラインが独占され、公共民間両部門の石油会社がパイプラインの利用から閉め出されることがないよう確保する必要があったと言う(IE:10/27)
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