1998-10-28 ArtNo.17054
◆<印度>三菱自動車、Eicherの7.5%権益売却検討
【ニューデリー】三菱自動車工業は地元軽商用車メーカー、Eicher Motors Ltd(EML)の7.5%の持分を売却する可能性を検討している。
三菱自動車ニューデリー事務所のタケ・カズヒコ重役(GM)によると、同社は1986年にEMLと軽商用車キャンターの製造に関わる技術支援協定を結んだが、同協定は1994年3月に失効、それ以来技術支援は行っていない。タケ氏は、持分を手放す際には先ずEMLに話を持ちかけるが、現在は株価が低迷しているため様子を見ていると語った。
この点に関してEML幹部は、三菱自動車が持分の売却を検討していると言うのは初耳で、三菱側から実際にそうした意向が表明された段階で対応策を検討するとしている。
三菱自動車はEMLの他、ランサー事業でヒンドゥスタン・モーターズ(HM)と、ボイジャー・プロジェクトでマヒンドラ&マヒンドラと、それぞれ技術協力協定を結んでおり、HMはいつでも10%の自社シェアを三菱自動車に売却する用意があるとしている。この点についてタケ氏は特に差し迫ってHMのシェアを購入する計画はないと語った。(IE:10/27)
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