1998-10-27 ArtNo.17041
◆<印度>SAILのオリッサ州製鉄所近代化コスト29%アップ
【カルカッタ】スチール・オーソリティー・オブ・インディアLtd(SAIL)がオリッサ州に設けたRourkela Steel Plant (RSP)の近代化コストは、1992年当時公共投資局(PIB)により認可された3954クローから5100クローに上方修正された。
SAILのArvind Pande会長によれば、今会計年度末には、RSPはフル操業できる見通しだ。コスト上昇の原因には計画の遅延に伴う金利負担675クロー、機械設備の値上がり286クロー、為替相場の変動に伴う追加コスト169クロー等が含まれる。
工事が遅延した主因は当初発注を予定していたドイツ・コンソーシアムとの契約をコスト高から見合わせ、改めて国際入札を募集したこと、またソ連の崩壊に伴う一部パッケージの遅れが挙げられる。
ホット・ストリップ・ミルの設備近代化で熱間圧延コイルの幅や厚さが統一され、コイルの重量は当初の6~7トンから13トンにアップした。またもう1基のファーネスの近代化が完了すると17トンのコイルが製造できるようになる。
厚さもこれまでの5ミリのものに加え8ミリの製品が製造でき、幅は1000ミリのものに加え1250~1400ミリの製品が製造できるようになったと言う。(IE:10/25)
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