【バーミンガム】国産車プロトンのマレーシア国内における総販売代理を務めるEdaran Otomobil Nasional Bhd(EON)は欧州の自動車部品市場開拓により、向こう5カ月以内に親会社DRB-Hicomの年商の10%(M$7億)に貢献することを目指す。
EONのアズミ・アブドゥル・ワハブ重役(MD)が、De Montfort Automobile Ltd主催の1998年度ブリティッシュ・モーター・ショーの会場で23日、催された姉妹会社ロータス・エンジニアリングとの技術協力覚書調印式後語ったところによると、国内経済の不振からプロトン販売が、昨年の14万台から60%の落ち込みを見る中で、輸出市場の開拓が急務になっている。
EONはロータス・エンジニアリング及び英国の自動車事業経営コンサルタント会社ドモンフォールの支援に加え、マレーシアンのベンダー35社のバックアップを受け、高品質で競争力有る自動車部品やコンポーネントを供給できる。EONが30%出資するイケダIQMを含むマレーシアのベンダーは、3500品目、10億米ドルの部品を生産、50ヶ国以上に輸出している。
アズミ氏は、英国の自動車業界に対し、Mドルの軟化に乗じてマレーシア産部品を導入、コスト競争力を強化するよう呼びかけた。(STAR:10/25,NST:10/26)