1998-10-27 ArtNo.17036
◆<馬>豪州建材会社パイオニア、A$9500万拡張計画
【シドニー】オーストラリアの大手建材会社パイオニア・インターナショナルはマレーシアにおける合弁事業に9500万Aドルを追加投資する計画だ。
パイオニアのジョン・シューベルト重役(MD)が先週金曜に催された年次総会の席上語ったところによると、これには最近の6580万株、総発行株式の7.4のバイバックと、この日からスタートする1650万株の一層の買い戻しが含まれる。シューベルト氏はマレーシアの他、タイ、フィリピンにおける投資の可能性が検討されているが、インドネシアは時期尚早と語った。
パイオニアは今年度中に数億ドルの企業買収を行う可能性を検討しており、米国では2億Aドルがこの種の目的に支出され得る。昨年同社は米国で1億6900万Aを投資したが、内1億2000万Aドルは通常の拡張投資だった。同社は目下米国で投資機会を物色中で、合弁事業よりも企業買収が目指され、また1億Aドル程度のターゲットに照準が合わされている。しかしアジアでは他社との合弁の機会が物色されている。
とは言え世界の経済状況が一層悪化する可能性があり、今年第1四半期には特にオーストラリアと米国で好調な業績が実現されたが、通年の業績は昨年レベルにとどまる可能性があると言う。(NST,MBT,STAR:10/26)
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