1998-10-26 ArtNo.17026
◆<印度>タタ・オートコンプ、合弁事業300件に3千クロー投資
【プーナ】タタ・インダストリーズの完全出資子会社Tata Autocomp Systems (TACO)は、向こう3~5年間に約3000クローを投資、国際自動車部品会社と300件余りの合弁事業を進める計画だ。
TacoのDSグプタ重役(CEO)が23日催されたタタ東洋ラジエーター(TTR)Hinjavdi工場の開所式後語ったところによると、Tacoはこうした合弁事業に少なくとも50%出資する。優先されるのは、エアコン・システム、ウィンドー・レギュレーター、ラバー部品に関わる合弁事業で、同社は既に7件の合弁会社を設立、今年度内に別に5件の合弁契約に調印する予定だ。
TTRはTaco、東洋ラジエーター、三菱商事の50:40:10の合弁会社で、プーナ市から15キロ郊外に56クロー(自己資本28クロー)を投じて設けた新工場では、年間50万台のラジエーターが生産される。三菱商事は原料のアルミニウムを納入する。
TTRのSB Mantri重役(CEO)によると、既にTelcoの小型乗用車インディカ、ホンダ・シエルのシティー、Daewoo MotorsのMatizへの納入契約を獲得、Maruti Udyog Ltd(MUL)を含む他の6社とも交渉を進めている。しかし来年3月までに生産される3万ユニットは専らインディカ向けと言う。(IE,THBL:10/24)
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