1998-10-24 ArtNo.17000
◆<星>IFC/独政府投資会社、MJCのジャカルタ事業に融資
【シンガポール】シンガポールの電子部品会社MJC Pte Ltdが現地パートナーと進める総投資額5600万米ドルのビデオ・カセット・シェル製造事業に世界銀行傘下のインターナショナル・ファイナンス・コーポレーション(IFC)とドイツの政府投資会社ジャーマン・インベストメント・デベロプメントCo(DEG)がエクイティー融資とローン提供を認めた。
MJCが22日発表したところによると、IFCとDEGは、合弁会社PT Megaplast Jayacitraに各250万米ドルを投資、合計9%のシェアを占めるとともに、それぞれ1150万米ドルの借款を供与する。
MJCと現地パートナーJya Laksanaは残りの91%のシェアを平等に配分する。合弁会社メガプラスト・ジャヤチトラは1600人を雇用、2000年から年間1億2000万ユニットのビデオ・カセット・シェルを製造、ソニーやBASF等向けに輸出する。
1993年に創設されたMJCは録音/録画テープの他、3.5インチ・ディスク、CD-ROMディスク、デジタル・ビデオ・ディスク(DVD)、コンピューター周辺機器及び同部品、プラスチック・モールド等の製造を手がけ、シンガポールの他、マレーシアと中国にも工場を有する。グループ営業額は1億Sドル弱。
IFC幹部によると、同社はインドネシアの42件の事業に約10億米ドルを投資、この内1億~1億5000万米ドルの回収が困難に陥っていると言う。(ST,BT,LZ:10/23)
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