1998-10-24 ArtNo.16999
◆<星>米系精密工学会社テク、初のアジア製造拠点設置
【シンガポール】米国の超精密機器製造会社Tech Groupは、グローバル・セールのハブとして初のアジア製造拠点をシンガポールに設けた。
テク・グループ・シンガポールのNeo Age Seng重役(MD)によると、ヘルスケア産業向け精密機器の主要サプライヤーとして知られる同社は、超精密ツーリング/モールディング関連の先端技術やノーハウをシンガポールに移転する。
ジュロンに1700万Sドルを投じて設けられた新工場では、目下高品質な電子部品が製造されており、1999年6月期年商は2400万Sドルが見込まれている。同工場では、この他、外科/研究キット等のヘルスケア製品の製造も手がけられる。テクはバクスター、ジョンソン&ジョンソン、Wesley Jessen、Abbott、Schering-Plough等のヘルスケア大手にその製品を納入している。ヘルスケア製品は向こう3年間にシンガポール工場売上の25%に達する見通しだ。シンガポール工場は、同社のアジア事業ハブ、顧客支援センター、域内事業拡張計画の拠点として利用される。テク・グループは向こう数年間に中国とマレーシアにも工場進出する計画だ。(ST,BT,LZ:10/23)
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