1998-10-24 ArtNo.16998
◆<星>スンブコープ、エディソンと提携しトゥアス・パワーに入札
【シンガポール】シンガポール証取(SES)上場の政府系複合企業SembCorp Industries(SCI)は、資産総額30億Sドルと見積もられるトゥアス・パワーの60%権益買収入を目指し、米国拠点のエディソン・ミッション・エネルギーと手を組んだ。
SCIは、先月22日に交換した関係覚書の下、子会社のスンブコープ・エネルギーを通じて合弁事業に60%出資、エディソンは40%を出資する。両社は1週間以内に正式契約に調印する予定だ。
ニューヨーク証取上場のエディソンは58件、総額70億米ドルの発電事業(1万3000MW)に関与、アジアではタイとオーストラリアに各2件、インドネシアとフィリピンに各1件のプロジェクトを有する。この内インドネシアにおける25億米ドルのPaiton発電事業は来年6月に完成する予定だ。同社はスンブコープとの提携を通じ、アジアにおける発電事業市場の開拓に本腰を入れる方針と言う。
これ以前にはやはり政府系コングロマリットのケッペルFelsが米国CMSエネルギーと結んでトゥアス・パワー権益買収を目指す方針を発表しており、関係入札の資格審査受付は11月4日に締め切られる。(ST,BT,LZ:10/23)
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