1998-10-23 ArtNo.16984
◆<星>Nets、スマートカード国際標準規格採用
【シンガポール】シンガポールの地場銀行7行の合弁に成るネットワーク・フォー・エレクトロニク・トランスファーズ(Nets)は21日、Visaインターナショナルと共同で記者会見し、後者が他社と共同で開発したスマートカードの国際標準規格“コモン・エレクトロニク・パース・スペシフィケーション(CEPS)”を採用すると発表した。
CEPSは将来全世界のスマートカードの90%以上により採用される見通しで、このことはNetsのキャッシュカードが、シンガポールの国境を越えて全世界で使用できるようになることを意味する。
エレクトロニク・パース・コンセプトの下、13年前に発足したNetsが、1996年に発行を開始したNetsキャッシュカードの発行数は現在約120万枚にのぼり、電子通行料徴収システム、公衆電話、インターネット・ショッピング、一般店舗等で使用されている。
とは言え昨年12月に発足したばかりのCEPSが、実際に使用可能になるのは18~24カ月後で、全世界に普及するまでにはなお5年を要する見通しと言う。(ST,BT,LZ:10/22)
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