1998-10-22 ArtNo.16977
◆<印度>Hindalco、オリッサ・アルミ事業を直接経営
【カルカッタ】Aditya Birlaグループ傘下のHindalco Industries Ltd(HIL)はオリッサ州におけるアルミニウム・プロジェクトを、別会社を設けずに直接経営する方針だ。
HILのA.K.Agarwala社長が20日、アンドラプラデシュ州Renukootのオフィスで電話インタビューに応じたところによれば、米国のアルミ大手カイザー・インターナショナルがベクテルと共同で事業化調査を引き受けており、来月初にも報告書が提出される。
当該プロジェクトのアルミナ年産量は70万~100万トン、アルミ精錬施設のそれは15万~25万トン、投資額は6000~9000クローと見積もられる。
HILがそれ自身でプロジェクトを実行した場合、別会社を設立した場合に比べ必要資金の調達が容易になる。関係用地は取得済みで、技術協力契約交渉も近くまとまる見通しだ。
一方、HILは傘下投資機関のRenuka及びRenukeshwarを通じて、カルカッタ拠点のWilliamson Magorグループからインディア・フォイルズLtd(IFL)の51%権益を買収する計画だが、直ちに財務の健全化と生産設備の近代化を図る。
HILは、今年アルミナ44万トン、アルミニウム24万トンを製造する計画だが、第1四半期の純益125クローから見て、通年の業績は、昨年より改善する見通しと言う。(THBL:10/21)
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