SEAnews 1998-10-21 ArtNo.16957

【シンガポール】シンガポールの8月の小売り販売指数は、昨年同月比固定価格で8.7％ダウン、現在価格で見た総売上は17億Ｓドルで、昨年同月比8.2％下降した。
自動車販売を除き、他の全てカテゴリーの指数が下降しており、自動車を除くと8月の小売り販売は固定価格で14％、現在価格で13％の下降となる。ちなみに7月の小売り販売は固定価格で12％ダウン、自動車を除くと21.5％の落ち込みを見ていた。
8月の自動車販売(小売り販売指数中第2の比重を占める)は固定価格で15.4％、現在価格では10.7％、それぞれアップした。
小売り販売指数の中で最大(20%)の比重を占める繊維／衣料／個人用品は固定価格で28％、現在価格で26.7％と、最大の下降を見た。
百貨店／スーパー(比重18%)は、固定価格でも現在価格でも6％ダウン、いわゆるその他の品目は約20％の下降が記録された。
また8月の小売り販売を前月に比較すると固定価格で9.2％、現在価格で8.3％、それぞれ下降した。
自動車販売は7月には前月比41.4％アップしていたが、8月には前月に比べ固定価格で22％、現在価格で19.9％下降した。この他、家具家庭用品は8％、繊維／衣料／個人用品は7.8％、百貨店／スーパーは2.6％、ガソリン・スタンドは1.3％、雑貨店は0.3％、それぞれ下降した(いずれも前月比現在価格)。
8月のケータリング販売指数は、昨年同月比固定価格で5.5％、現在価格(S$2.48億)で4.5％、それぞれダウン。レストラン販売は固定価格で19％、現在価格で18.2％下降した。
しかし8月のケータリング販売は前月比では現在価格で1.4％アップした。これはレストラン販売が6.6％、いわゆるその他のカテゴリーの販売も2.5％、それぞれアップしたため。(BT,LZ:10/20)