1998-10-21 ArtNo.16956
◆<星>オラクル/HP、7社と共同でY2Kソルーション提供
【シンガポール】オラクル・コープとヒューレット・パッカードは先週、他のビジネス・パートナー7社と手を組み“初の完璧な2000年(Y2K)問題ソルーション・パッケージ”との触れ込みで、シンガポールの中小企業を対象とした新サービスに乗り出した。
これら7社とは、Deloitte & Touche Consulting Group、Price Waterhouse Coopers、Obtech Asia-Pacific、NIIT Asia-Pacific、ST Computer Systems & Services Ltd、TMT Horizon Technologies、Mastech Systems Corp。
提供されるソルーションはオラクル・ファーストフォワード・ファイナンシャルY2Kをベースとしたもので、パッケージには関係ソフトウェアやユニックスまたはウィンドウズNTハードウェア・サーバーの他、コンサルティング、リーシング、訓練、ハードウェア・サービスおよびサポートが含まれる。HP社はHP9000エンタープライズDクラス・ユニックス・サーバー、もしくはLCIIIウィンNTネットサーバーを提供する。
グループは60日以内に完璧なソルーションの提供を約束しており、Y2Kソルーションとしては最も短いものと言う。コストはユーザーが15人までなら39万Sドルで、当面シンガポール国内をターゲットとするが、最終的にASEAN全体にサービスを拡大する計画だ。
シンガポールコンピューター産業連盟(SFCI)が今年2月に当地拠点の企業347社(3分の2が売上5000万Sドル以下)を対象に調査したところ、全体の64%がY2Kの影響を受けると回答、これに対して影響を受けないと答えたものは25%で、分からないと答えたものが11%存在した。影響を受けると答えたものの内、36%が既存システムの調整、33%が新システムへの転換、31%が既存システムの調整と新システムの導入の双方を、予定していた。(BT:10/19)
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