SEAnews 1998-10-20 ArtNo.16940

【シンガポール】米国ウォルト・ディズニー社は日本に続くアジアにおける第2のテーマ・パーク候補地としてシンガポール、香港、台湾、上海、青島、Shenzhenに注目している。
香港の経済日報が報じたところによれば、香港は自由な制作・出版・発行活動が保証されている点で優位に立っているものの、依然として中国人旅行者の自由な出入りが認められていないため、ディズニーランドの誘致では、中国国内の候補地に対してハンディーを負っている。これに対してシンガポールは東南アジア諸国の膨大な人口を強みとしていると言う。
シンガポール観光局のスポークスマンは、以上の消息に関して、「全く予想外のこと」とするとともに、「もし事実なら大いに歓迎する」と語った。しかし観測筋は、わずか600平方キロのシンガポールにディズニーランドを開発するようなスペースは存在せず、仮に建設するとすれば、セントサ島等の外島になると指摘、その実現性に疑問を表明している。(LZ:10/17)