1995-05-23 ArtNo.1692
◆<星>訪中団、総額S$15億の投資事業覚書に調印
【上海】貿易開発局(TDB)と経済開発局(TDB)が共同で組織したシンガポール業界代表団(53社72人)はゴー・チョクトン首相に随行して中国の内陸3都市成都/重慶/武漢及び上海を訪問中に合計15件総額10億米ドル(S$14.9億)余の投資事業覚書に調印した。
TDBのスティーブン・リー会長が21日上海で記者会見し、語ったところによれば、これらの覚書は4件が成都で、10件が重慶で、1件が上海で調印された。この他、成都で14件、重慶で12件、武漢で33件、合計59件の初歩的商談が持たれた。また重慶で2件、成都と武漢で各1件、合計4件800万米ドル相当のプロジェクトに関して比較的突っ込んだ協議が行われた。これら63件は、しかしながら覚書の交換には至らなかった。またゴー首相の立ち合いの下に成都で3件、武漢で5件の合弁契約が調印され、成都では別にコンサルタンシー、製造、不動産開発に関わる3件合計430万米ドルの合弁契約も結ばれた。 一方、リーTDB会長を長に組織されることになったシンガポール湖北貿易投資促進委員会は近く、武漢を再訪し、運輸/観光/発電/三峡水利事業等の投資機会を探る。同委員会には政府及び民間部門の代表が参加する。 他方、ゴー首相が提案した上海衛星都市計画に関する2日目の会議でシンガポール側代表はいずれも慎重な姿勢を示した。これは規模が大きすぎ1企業では対応しきれぬためと見られ、民間コンソーシアムを組織するとともに、都市再開発局(URA)やその他の政府代表も含めて計画を進める必要が有ると言う。(ST,BT,LZ:5/28)
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