1998-10-14 ArtNo.16882
◆<馬>国内金融会社は、先行きに楽観:MFCM会長
【クアラルンプル】国内金融会社は、消費者が自信を取り戻しつつあり、国内経済は回復の軌道に載ったと見ている。
マレーシア金融会社協会(AFCM)のテイ・アーレック会長は、マレーシア経済は転換点、あるいはトンネルの出口に差し掛かっていると語る。それによると自動車販売の拡大が最初に現れた兆しで、来年は国内経済の穏やかな回復が見込める。中央銀行の発表によれば、外貨準備は9月15日の807億5900万Mドルから9月末の815億1300万Mドルに増加、年初8カ月の貿易黒字は324億Mドルをマークした。
低・中価格住宅、取り分け15万Mドル以下のものに対する需要は引き続き旺盛で、こうした領域を中心に建設業の回復が見込まれる。好調な輸出に支えられ、製造業界も生産と設備拡張に対する意欲を回復しつつある。これらのものは最近まで観望姿勢を採っていたが、今では積極的に借り入れの拡大を検討している。これらの者は低金利の他、安定した通貨レートも歓迎していると言う。(STAR:10/13)
|